高音域を楽に出す方法！力みの原因を無くす簡単無音ボイトレ法

2023年10月23日講師Blog,練習高音域,ボイストレーニング,初心者

はじめに

今回は、高音域を楽に出す方法についてお伝えします。あなたは高音を出す際、力んでしまったり、無声音が出なかったりした経験はありませんか？実は、喉の開き方や声の出し方を学ぶことで、高い声も楽に出せるようになるんです。

喉を開くためのストレッチやトレーニング方法

喉の筋肉を柔らかくすることで、声の出しやすさが格段に変わります。朝起きたばかりの喉を伸ばすストレッチや、喉を優しくマッサージすることで筋肉をほぐしましょう。

喉を開くためのストレッチは、声のクリアさや音声の制御を向上させるのに役立ちます。喉を開くためのストレッチのいくつかを紹介します。これらのストレッチを行う前に、無理に喉をストレッチすることは避け、痛みや不快感を感じた場合はすぐに中止しましょう。

頭を傾けるストレッチ: 立っているか座っている状態で、頭をゆっくり前に傾け、あごが胸に近づくようにします。このとき、喉が伸びる感覚を感じるでしょう。このポジションを10秒間キープし、ゆっくり元に戻します。繰り返しましょう。
喉を開くためのジャグリング: 頭を傾けるストレッチの後に、首を左右に傾け、喉の周りの筋肉を伸ばします。各方向で10秒間キープし、繰り返します。
舌のストレッチ: 口を大きく開けて舌をできるだけ前に伸ばし、喉の奥にある筋肉を伸ばします。数秒間このポジションをキープし、ゆっくり元に戻します。これを数回繰り返しましょう。
軽い声帯ストレッチ: 声帯を緊張させずに、声を低い音から高い音までスライドさせることで、声帯を柔軟に保ちます。声帯に過度な圧力をかけないように注意しましょう。
のど飴や喉のスプレー: 喉を快適に保つために、のど飴や喉のスプレーを使うことも考慮してみてください。これらはのどの状態を保つのに役立ちます。

これらのストレッチを行うことで、喉の筋肉をリラックスさせ、声のクリアさを向上させることができます。声楽家やパフォーマーは、声をクリアに保つために定期的に喉のストレッチを行うことが一般的です。ただし、痛みや不快感を感じた場合、専門医に相談することをお勧めします。

高音を出す際の正しい姿勢や呼吸法

まず姿勢ですが、背筋を伸ばし、骨盤を立てるように意識してください。そして、呼吸法はとても重要です。腹式呼吸を意識し、お腹を膨らませながらゆっくりと息を吸い、力を抜きながら息を吐くことがポイントです。

高音を出す際の正しい呼吸法は、声帯に過度なストレスをかけず、声を効果的にコントロールするために非常に重要です。高音を出す際の正しい呼吸法のステップを解説します

腹式呼吸: 腹式呼吸は、高音を出す際の基本です。次のステップに従って腹式呼吸を行いましょう。
- 立ってまたは座ってリラックスした姿勢をとります。
- 口を閉じ、鼻から深呼吸を始めます。息をゆっくり吸い込み、腹部を膨らませます。胸が上下するのではなく、腹部が膨らむように呼吸します。
- 肺にできるだけ多くの空気を取り込むため、深く吸い込みます。
呼吸を制御: 深呼吸を行ったら、息をゆっくり吐き出すことが大切です。高音を出す際には、呼気の制御が必要です。以下は呼気を制御するためのステップです。
- 口を開けて、吐き気を感じずにゆっくりと息を吐きます。
- 声を出す前に、息を溜め込むような感覚を作りましょう。
高音を出す: 正しい呼吸法を確立したら、高音を出す際には次のポイントに注意しましょう。
- 喉を緊張させずにリラックスさせます。喉を閉めるのではなく、声帯を自然な状態に保ちます。
- 足し算のように声を高げにすることではなく、声帯をリラックスさせたまま高い音程に移行します。
- あまり力を入れずに、声を出すことが大切です。
練習と指導: 高音を出すスキルを磨くためには、ボイストレーニングクラスや声楽の専門家から指導を受けることが役立ちます。指導者のアドバイスを受けながら、高音を出す練習を行いましょう。

正しい呼吸法は高音を出す際の基本であり、声の質とコントロールに大きな影響を与えます。練習を続け、声楽や声のトレーニングを通じて、高音を効果的に出す能力を向上させていきましょう。

無声音を出すための練習方法やコツ

まずはじめに、声帯の振動を抑えるために、「んんん」という音を無声音で練習してみてください。

無声音は、声帯を振動させずに出す音で、通常は息を吹き出すことによって発生します。無声音は英語の “s," “sh," “f," “th" などの音に見られます。無声音を出すための練習方法は以下の通りです:

息を吐く練習: 無声音を出すためには、まず正しい呼吸法を確立することが大切です。口を開け、ゆっくりと息を吹き出す練習を行いましょう。息を吹き出すとき、声帯を振動させないようにします。
無声音の発音: 無声音の正しい発音を学びましょう。英語の “s," “sh," “f," “th" など、無声音の発音を正確に行うために、発音ガイドや音声教材を活用すると役立ちます。
発音練習: 無声音の発音を練習するために、単語やフレーズを反復的に練習しましょう。例えば、"sun," “shoe," “fish," “think" のような言葉を使って無声音を出す練習を行います。
音の比較: 無声音と対応する有声音 (声帯を振動させる音) を比較して練習します。例えば、"s" (無声音) と “z" (有声音) を比較して練習し、違いを理解しましょう。
舌の位置: 無声音の発音には、舌の位置が重要です。舌を上顎の後ろに押し付けるか、歯茎に触れさせることで、無声音を出すのに役立ちます。
音声練習アプリやオンラインリソースの活用: インターネット上には発音練習アプリやオンラインリソースが多数存在します。これらのツールを活用して無声音の練習を行うことができます。
発音の録音とフィードバック: 自分の発音を録音し、再生して聞くことで、無声音の改善点を特定しやすくなります。自己評価とフィードバックを活用し、発音を調整しましょう。